インヒアレント・ヴァイス (2014) : Inherent Vice

『ザ・マスター』のポール・トーマス・アンダーソン監督が覆面作家として有名なトマス・ピンチョンの小説を映画化したコメディタッチのサスペンス。1970年代のロサンゼルスを舞台に巨大な陰謀に巻き込まれたヒッピー探偵が巻き起こす騒動を描く。主演は『ザ・マスター』に次いで監督とは2度目のタッグとなるホアキン・フェニックス。

監督:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:ホアキン・フェニックス、ジョシュ・ブローリン、オーウェン・ウィルソン、キャサリン・ウォーターストーン、リース・ウィザースプーン、ベニチオ・ベル・トロ、エリック・ロバーツ

インヒアレント・ヴァイス (2014)のあらすじ

ロサンゼルスに住む私立探偵のドック(ホアキン・フェニックス)は、不動産王で大富豪のウルフマン(エリック・ロバーツ)の愛人である元カノのシャスタ(キャサリン・ウォーターストーン)から依頼を受ける。ウルフマンの妻とその恋人が財産を奪い取ろうとするのを阻止してほしいというのだ。早速、捜査に乗り出すが、ドックは殺人の濡れ衣を着せられ、ウルフマンもシャスタも失踪してしまい、キナ臭い騒動に巻き込まれていく。

インヒアレント・ヴァイス (2014)のストーリー

1970年。ラリー・”ドック”・スポーテッロ(ホアキン・フェニックス)は、ロサンゼルスのゴルディータ・ビーチで私立探偵を営んでいる。ある日、元カノのシャスタ(キャサリン・ウォーターストーン)が突然あらわれ、今は、不動産王で大富豪のウルフマン(エリック・ロバーツ)の愛人をしているという。そのウルフマンの妻とその恋人が財産を奪い取ろうとするのを阻止してほしいとドッグに依頼してくるのだった。ほぼ同時に、ブラック・ゲリラ・ファミリー(BGF)のメンバーであるタリクという男(マイケル・ケネス・ウィリアムズ)から、かつて刑務所で金を貸したグレン・チャーロックという男の捜索を依頼される。チャーロックはアーリアン・ブラザーフッドの元メンバーで、ミッキーのボディガードの一人だった。早速、調査に乗り出すが、ドックは殺人の濡れ衣を着せられ、その犯人の疑いを掛けられ、ロス市警の刑事”ビッグフット”(ジョシュ・ブローリン)に尋問される。さらにウルフマンもシャスタも失踪してしまい、なんともキナ臭い騒動に巻き込まれていくのだった。

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